産後のつらい便秘の解消法

 

産後のつらい便秘の解消法

産後の便秘は、生活習慣の乱れやホルモンバランスの変化などで誰にでも起きやすいものです。様々な便秘解消法を試すとともに、手間をかけずに水分補給が可能になるウォーターサーバーを試してみましょう。

 

産後の便秘はなぜ起きるのか

産後に便秘で悩まされる最大の原因は、赤ちゃんに母乳を与えることで体内の水分が失われてしまうことです。母乳の材料はお母さんの血液なのですが、当然血液は体内の水分によって生み出されています。それを毎日大量に繰り返した結果、便に回される水分の余裕がなくなり、硬く排出されにくい便になってしまいます。水分が少ない便はスムーズに腸の中を進むことができませんし、硬さのため痛みを伴い、無意識に排便を我慢してしまうこともあります。腸の内部に留まっている時間が長いほど水分が吸収されるため、便秘が長引けば長引くほど余計に排便が難しくなるでしょう。

 

また、慣れない育児によるお母さんの生活スタイルの変化も大きく影響しています。生まれたばかりの赤ちゃんに生活リズムなど整っているはずもなく、昼も夜も無く母乳を欲しがります。母乳以外にも、寂しかったりオムツが不快だったりと、様々な理由でお母さんを呼んで泣き続けます。このためお母さんは非常に忙しい毎日を送ることになり、生活習慣も乱れきってしまいます。特に睡眠不足は深刻で、長くても2時間程度しか眠れないということも珍しくありません。このような毎日が続くと自律神経が乱れ、身体の様々な機能が低下します。腸の動きも例外ではなく、蠕動運動が低下して便秘の大きな原因になり得ます。

 

さらに、赤ちゃんのお世話に明け暮れていると、十分に運動することもできなくなります。産後しばらくは家から出ることもなく、赤ちゃんの育児だけに専念します。これでは適度な運動もできず、筋力の衰えを止めることができません。スムーズに排便するためには、便を押し出すお腹周りや内臓の筋肉が必要です。腸の蠕動運動は運動によっても促進されるため、産後それらができないとなると必然的に便秘を招きます。産後はお母さんの身体のダメージが非常に大きいので激しい運動は当然避けるべきなのですが、無理のない範囲で適度な運動を心がけた方が良いでしょう。

 

最後に、ホルモンバランスの急な変化も産後の便秘の理由の一つです。女性の身体は妊娠すると本来のホルモンバランスが変化し、赤ちゃんを育てるのに適した身体になります。この時、女性ホルモンの中でもプロゲステロンが多く分泌されるのですが、プロゲステロンには体内に水分をため込む作用があります。このため便の水分も吸収されやすくなり、便秘が悪化することが多いです。産後は次第にホルモンバランスが元通りに戻っていくのですが、完全に元通りになるまでは3ヶ月から半年程度かかります。この期間内はホルモンバランスが安定せず、妊娠中に続いて便秘になることが多いです。

 

このように、産後に便秘になる理由は様々なことが考えられます。いずれも放置していても自然に解消されるとは限らないので、悪化する前に対策を行わなければなりません。水分補給や運動、家族に協力してもらって規則正しい生活を心がけるなど、自分にできることから試していきましょう。

 

薬に頼るのは不安も残る

それまで毎日排便があったのに、産後に急に便秘になるとかなり不安を感じてしまうでしょう。しかし、人間は仮に毎日排便が無くてもすぐに体調が悪化するわけではありません。排便のリズムには個人差があるので一概には言えませんが、3日程度排便が無いくらいなら過剰に心配しなくても良いでしょう。便は腸の中に長く留まるほど水分が失われて硬くなってしまうので、できれば早く排便するに越したことはありません。3日以上経過すると水分の吸収もかなり進んで硬くなってしまうため、3日を目安に考えておきましょう。

 

では3日排便が無かったら下剤などを使った方が良いのかというと、それもあまりお勧めできません。下剤を使えば確かに排便は促されるのですが、母乳で赤ちゃんを育てている場合は赤ちゃんへの影響も心配です。母乳はお母さんの血液から作られるため、血液中に溶け出した薬の成分がそのまま赤ちゃんの身体へ移行してしまう可能性があります。大人は問題なく使用できる成分でも、身体が小さく内臓機能も未熟な赤ちゃんの場合は健康に悪影響を及ぼすリスクがあるので注意が必要です。市販されている下剤ならそこまで強力な成分ではないので心配ないという意見もありますが、何が赤ちゃんに悪影響となるかは分かりません。事実、市販の下剤の説明書には、産後の授乳中の女性は使用しないよう注意書きされているものがほとんどです。使用したからと言って必ず健康に害があるわけではありませんが、赤ちゃんを使って実験するわけにもいかないので確実に安全とは言い切れません。

 

どうしても産後の便秘が辛くて薬を使いたいという場合は、市販薬ではなく婦人科などで相談して処方してもらいましょう。便秘の相談をするなんて恥ずかしいと感じる人もいるでしょうが、産後に便秘になる女性は非常に多いです。医師も看護師も慣れっこでごく普通のことなので、笑われたり恥ずかしい思いをする心配もありません。我慢しているだけでは解決しないので、堂々と婦人科を受診して相談してください。

 

ただ、処方薬も市販薬も毎日使い続けるのは止めましょう。下剤には依存性があり、使用すればするほど腸が自分で蠕動運動しなくなってしまいます。最初のころは薬がよく効いて排便出来ていても、それに慣れてしまうと薬の助けが無ければ排便できなくなります。その結果、薬の量を増やさないと効果が得られなくなり、雪だるま式に摂取量が増えてしまうでしょう。これでは根本的な解決になりませんし、何より身体への負担が大きいです。母乳の場合は赤ちゃんへの影響が何より心配なので、安易に薬に頼るべきではありません。婦人科で相談した場合も、長期間の下剤は処方されないでしょう。一度下剤を使って腸内環境をリセットしたら、その後は自然に排便できるように生活スタイルを変えたり運動するなど、工夫することが大切です。

 

 

便秘の効果的な解消法

薬に頼らない産後の便秘の解消法は、色々なことが考えられます。
まず実践したいのは、腸の蠕動運動を活性化させることです。蠕動運動が低下すると便が移動できず、排出することができません。蠕動運動の活性化には、起床した直後にぬるま湯を飲むことがお勧めです。私たちの身体は、自律神経によって機能がコントロールされています。この自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経網から構成されており、寝ている間は副交感神経、目覚めている間は交感神経が活発に働いています。副交感神経は身体をリラックスさせて休める働きがあり、交感神経は逆に身体を活発に動かすことが主な役割です。起床直後は副交感神経から交感神経に切り替わるタイミングであり、ここでぬるま湯を飲むと胃腸が温まってはっきりと目覚めて、より活発に動き出すことができます。起床後はもともと排便が起きやすいタイミングなのですが、それは自律神経が切り替わるタイミングだからです。ここでぬるま湯を飲むことで、それをスムーズかつ効果的にサポートできるようになります。より胃腸に刺激を与えたい場合は、ぬるま湯ではなく冷たく冷やした水にすると良いでしょう。

この他の解消法として、毎日規則正しく食事を摂ることも大切です。産後は育児優先で、つい自分の食事は疎かになりがちですが、適当な食事ばかり食べていたり食事を抜いたりすると、腸の動きが鈍くなってしまいます。また、食事からは便通に欠かせない食物繊維や便の量を増やすタンパク質を摂取することができ、より便を排出しやすい状態にできます。産後は栄養たっぷりの食事を用意することも難しいですが、お母さんの身体のためにもできる限り色々な食材を摂るようにしましょう。産後の体力不足などで料理できない場合は、スーパーの総菜を買ってくるだけでも構いません。利用できるものは何でも利用し、手を抜きつつ対策をしてください。

また、排便を促すには腸内環境が整っていることも大切です。腸内に善玉菌が多いと、便を理想的な状態にして蠕動運動を促してくれるので排便しやすくなります。善玉菌は乳製品や発酵食品に多く含まれているので、ヨーグルトや味噌などを毎日意識して摂取すると良いでしょう。オリゴ糖は善玉菌の活動を活発にしてくれるエサになるので、市販されているオリゴ糖を取り寄せて摂取するのもお勧めです。

最後に、運動をして物理的に腸を動かすことも効果的です。産後は運動する時間も満足には取れないでしょうが、ヨガやストレッチだけでも十分に効果は得られます。産後に落ちた筋力を鍛えるものや腸に刺激を与えるものなど、内容は様々あるので実践できそうなものを見つけてやってみましょう。ただ、産後すぐに下腹部に力を入れる運動をやり過ぎると、子宮の戻りが遅くなったり将来の尿漏れの原因になることもあるので注意が必要です。この解消法は、産後1ヶ月以上経過してから身体が辛くない範囲で行ってください。

 

水分の補給が何より重要

産後の便秘の解消法は上述した通り色々とありますが、その中でも一番大切なのは水分補給です。便秘の直接的な原因は便が水分不足で固まってしまうことなので、それを防がなければなりません。毎日たっぷりと水分補給していれば便も自然と柔らかくなり、スムーズな排便が期待できます。一般的には1日に2リットルの水が必要とされていますが、育児で忙しい産後のお母さんは十分な水分補給ができていません。このため、いかに手軽に水分補給するか、少ない水分補給でも効果を高めるかということが重要になります。

 

この問題を解決してくれるのが、ずばりウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーを設置しておくと、いつでも手軽に水やお湯を飲むことができます。産後は衛生面を考えてペットボトル入りの水を購入する人も多いですが、いちいち重たいペットボトルを買って注ぎ、空になったボトルを処分するのも大きな手間になります。浄水器を設置すれば良いのですが、性能の良い機種は何万円もしますしカートリッジも高額です。お湯を出すこともできないので、わざわざヤカンなどで湯を沸かさなければなりません。

 

この点、ウォーターサーバーなら全ての問題を解決してくれます。水の入ったボトルは大容量なのでこまめに交換する手間もありませんし、重いボトルは業者が自宅まで運んでくれます。空になったボトルも次の配達時に業者に預ければ処分してもらえるので、自分で大量のゴミ出しをする必要もありません。コックを捻るだけで適温のお湯も出てくるので、夜中に赤ちゃんのミルクをサッと作ることもできます。さらに、ウォーターサーバーの銘柄を自分で自由に選べる点も魅力です。産後の便秘解消を目指す場合、日本の水道水に多い軟水ではなく硬水の方が適しています。硬水にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれているのですが、マグネシウムには硬くなった便を柔らかくする効果があります。病院で処方される下剤にもマグネシウムが使用されているほどなので、毎日ウォーターサーバーから硬水を飲んでいれば薬に頼らず便秘を解消することができます。水道水を浄水器に通しても硬水にはならないので、硬水のボトルを注文できるというのはウォーターサーバーならではのメリットと言えるでしょう。毎日手間をかけずに便秘解消効果の高い硬水で水分補給できるため、水道から出る普通の水を飲んでいるよりずっと役立つはずです。ウォーターサーバーの設置は無料の業者も多いですし、メンテナンスや掃除も依頼すれば全てやってもらえます。注文するボトルの費用は掛かりますが、必要に応じて量を調整すれば良いので、経済的に大きな負担になることもありません。産後はとにかく手間を省いて効率を良くしたいところなので、便秘解消の他にも様々なメリットのあるウォーターサーバーを試してみると良いでしょう。